合格最低点・受験者平均・合格最高・科目別の得点は学校非公開のため照合中です。下は学校公表の受験者数・合格者数・実質倍率です。
この学校は「4教科入試」と「適性検査型入試(2/1午前)」の2方式。上の入試回や下のボタンで切り替えると分析が連動します。
※ 4教科入試の科目別分析。タブで科目を切り替えられます。
計算〜小問集合で着実に点を積み上げる標準入試。大問4の場合分けが最難関。速さは行き追い抜きの読み違いに注意。偏差値50相当の適切な難易度構成。
A易=合格者は確実に取る/B標準=ここで差がつき始める/C応用=合否の分かれ目/D最難=捨て問候補。中学受験の解法で実際に解いた上での、受験生目線の難易度評価です。
| 単元 | '22 | '23 | '24 | '25 | 優先 |
|---|---|---|---|---|---|
| 計算 | |||||
| 四則・逆算 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | 必須 |
| 計算の工夫・概数 | − | ○ | ○ | ○ | 中 |
| 数の性質 | |||||
| 約数・倍数 | − | − | ○ | ○ | 中 |
| 規則性・数列 | ◎ | ◎ | ◎ | − | 高 |
| 割合と比・文章題 | |||||
| 割合と比 | ○ | ○ | ○ | ◎ | 高 |
| 売買・濃度 | ○ | ○ | − | − | 中 |
| つるかめ・過不足・差集め | − | − | △ | − | 低 |
| 和差・消去・年齢 | ○ | − | ○ | ○ | 中 |
| 仕事算・ニュートン算 | − | − | ○ | − | 低 |
| 速さ | |||||
| 速さと比・旅人算 | − | ◎ | − | ○ | 中 |
| 速さとグラフ(ダイヤ) | ◎ | − | − | ◎ | 高 |
| 図形 | |||||
| 平面図形(面積・角度) | ◎ | ○ | ○ | ◎ | 最優先 |
| 図形の移動・回転・転がり | − | − | ◎ | − | 中 |
| 相似・縮図 | ○ | − | − | ○ | 中 |
| 立体図形(体積・表面積) | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | 最優先 |
| 展開図・投影・切断 | − | ○ | − | − | 低 |
| 水量変化とグラフ | − | − | − | ○ | 低 |
| 場合の数 | |||||
| 場合の数・確率 | − | − | ◎ | ◎ | 高 |
◎大問の主題 ○小問で出題 △わずかに言及 −なし。手持ちの過去問4年分(2022–2025)を実際に読み、大問ごとに単元を集計しました。年により出題は変動します。
下のボタンで検査を選ぶと、その検査の詳しい分析が表示されます。 公式で4年分(2023〜2026年)の問題が公開されています。
郁文館中 2026年度 第一回適性検査型入試 検査Ⅰ(公式PDF jhs_26_tekisei01_i_mondai を実読)。私立独自問題。
二つの文章を読み比べ、共通テーマを抽出して自分の言葉で論じ切る読解・作文力
大問は一つ。文章1は湧口善之『都市林業で街づくり』で、補助金やブランディングに頼らず『本当のこと』を続け準備し続ける生き方を説く評論。文章2は長谷川櫂『小林一茶』で、古典を踏まえた芭蕉と日常語で詠んだ一茶を対比し、俳人それぞれの『準備』への姿勢を論じる。問題1は会話文の空欄に文章1の語句を15字以内で抜き出す問い、問題2は芭蕉と一茶が俳句で大切にしたことを30字以内でまとめる比較記述。問題3は『中学生になる自分にとっての準備』を、二つの文章と会話をふまえ、目的・方法に触れ準備を一つに絞って400字以上440字以内で書く作文で、段落分け等のきまりも採点対象。評論と俳句論という異質な二テキストを一つの主題で束ねる総合力が問われる。
郁文館中 2026年度 第一回適性検査型入試 検査Ⅱ(公式PDF jhs_26_tekisei01_ii_mondai を実読)。算数的作図・社会資料・理科考察の三大問構成。
相似や図形の作図、表・グラフからの資料分析、理科現象の説明を横断する教科融合思考力
三つの大問で算数・社会・理科を横断する。大問1は外灯の影を題材に相似の三角形から外灯の高さを求め、板や直方体の影を作図し面積を計算させる図形・作図問題。大問2は国土交通省の港湾別貿易額ランキング(資料1)を使い、割合を小数第一位まで求めて表を完成させ円グラフを作成、さらに名古屋港と東京港の輸出入差の理由や、世界のコンテナ取扱ランキング(資料2)・欧米基幹航路の寄港便数(資料3)から日本の港湾の水深不足がもたらす影響を記述させる社会×資料分析。大問3はウルトラファインバブル(UFB)を扱い、界面活性剤のモデル作図、UFBが節水につながる理由、植物育成に有効な理由を二つ、安全な水の確保に役立つ理由を会話文をふまえ説明させる理科考察で、SDGs的視点も問われる。
郁文館中 2026年度 第一回適性検査型入試 検査Ⅲ(公式PDF jhs_26_tekisei01_iii_mondai を実読)。理科考察(揚力)と数理・論理(進法・QRコード)の二大問構成。
実験結果や図から物理現象を論理的に説明する考察力と、規則を見抜く数理・情報処理力
二つの大問。大問1はヨットが風上へ進める理由を主題に、飛行機の翼や傘にはたらく揚力を考えさせ、送風機と台車の実験(表1)で前進条件を読み取らせる。さらに力の分解と作用反作用を使い、120°のとき帆の揚力を進行方向と垂直方向に分解して矢印で示し、なぜ風上へ進めるか、ヨットの構造(センターボード・舵)をふまえ説明させ、最後にスポーツカーのリアウィングの役割まで広げる理科考察。大問2は10進法・2進法・16進法の相互変換から始まり、27の2進法表現や[10011]の10進化、4桁ずつ区切る2進→16進変換を扱う。後半はQRコードを題材に、行と列の和が割り切れるマス目を反転させる『マスク』の規則を図に作図し、太枠を2進[01110000]として読み取り16進経由でコード表から文字を特定、欠けた部分を補完させる論理・情報問題で、規則を正確に運用する力が問われる。