合格最低点・受験者平均・合格最高・科目別の得点は学校非公開のため照合中です。下は学校公表の受験者数・合格者数・実質倍率です。
この学校は国算理社ではなく「適性検査」で実施されます。下のボタンで検査を選ぶと、その検査の詳しい分析(記述量・資料数・問われる力・攻め方)が表示されます。 公式で3年分(2024〜2026年)の問題が公開されています。
都立武蔵は報告書と適性I/II/IIIを各400点ずつ均等配分する珍しい校。適性Iと適性II大問1・3が共同作成、適性II大問2と適性IIIが武蔵独自。特に適性IIIは図形敷き詰め・計画と理科の数値化が融合した都立中最難関級で、合否は適性IIIの出来に大きく左右される。
全問が都立共同作成問題(全都立共通)。読解2題+作文の定番構成。
文章を的確に読み取り、自分の考えを論理的に作文で表現する力
大問1問・小問3問の共同作成問題。2026は文章1が漆塗師による『工藝=言葉にならない真実を形と色に置き換える営み』を語る随筆、文章2が橋本幸士『物理学者のすごい思考法』で黒板を宇宙・加速器・タイムマシンに喩える随筆。両者を生徒の会話でつなぐ。問題1は『工藝という営み』を空らんに合うよう本文から5〜10字・10〜15字でぬき出し(20点)、問題2は黒板をタイムマシンと呼ぶ理由を空らん補充で説明(20点)、問題3は二つの文章をふまえ『どんな力が必要でその力をどう学校生活でつけるか』を400字以上440字以内で書く作文(60点)。条件で文章の内容に触れ・力を一つ挙げ・段落分けすることが必須。
大問1(算数)と大問3(理科)が都立共同作成、大問2(社会・資料分析)が武蔵独自作成。
資料から情報を読み取り思考・判断し、数理的に処理して的確に表現する力
大問3問・小問7問。大問1(共同・30点)は募金活動を題材に、折り紙しおりの折り筋と『ありがとう』の位置を作図し(15点)、募金箱の重さと硬貨の重さ表から5円硬貨が1枚でない理由を式と文で説明し合計1500円以上の枚数を1通り求める(15点)。大問2(武蔵独自・40点)は観光立国を題材に、国籍別の消費単価・人数・消費総額の資料から消費総額変化を国を選んで説明(10点)、新潟県の消費単価上位・総額下位の原因と政策X/Yを参考にした改善策(15点)、ペリー来航の写真と風刺画の比較+鎖国令(資料5/6)から影響力の理由を説明(15点)。大問3(共同・30点)はアルミカップやカエデの種の落下実験から、面積と重さと着地時間の関係(16点)、回転後の落下速度の比較(14点)を考察する。
大問1・大問2とも武蔵の独自作成問題。算数(図形・計画)+理科考察で難度が高い武蔵の看板検査。
リーダーとして計画する力、数理的に分析し課題を見出し問題を解決する力
大問2問・小問5問の全問独自作成。大問1(50点)は校外学習を題材に、(1)10×14cmの弁当箱2段目にルール(主菜2品・副菜3品以上、すき間15%以下)を満たすようおかず図形を敷き詰めて配置を作図しすき間面積を計算する(30点)、(2)時速30kmのバスと時速60kmの電車・時刻表・滞在時間の条件から観光4か所の最短ルートと各到着・出発時刻を求める計画問題(20点)。大問2(50点)はケヤキの葉を題材に、葉身の長さと鋸歯の数30枚分の散布図から読み取れることを二つ説明(20点)、卵型・逆さ卵型を数値で見分ける方法(15点)、トウネズミモチとケヤキを区別する観点と方法を会話文に基づき提案(15点)。手を動かす作図と科学的な実験計画が融合し都立中最難関級。